AIに考えてもらう・・?

Ph.Dコラム

最近は何でもAI(人工知能)に任せればOKというような論調をよくみかけますね。

たしかにAIの技術進歩は凄いですし、実際に将棋やチェス、囲碁なども人間では対抗できないようになってしまいました。

こういう状況では、「人間が考える必要がなくなる」「人間の仕事が無くなる」と言う人が必ず出てきます。

今までも、計算機やパソコンの登場で同じようなことを言う人が少なからず居ましたし、ヒトなどのゲノムが解読された時も「ヒトの研究が終わった」的な論調を見かけました。

現実的には、当たり前ですが、計算機を使いながらもヒトは計算を続けていますし、パソコンを使って仕事してますし、ヒトの研究者はゲノム情報を使って研究しています。

つまり、AIに任せられることを任せて、相変わらず考えたり仕事したりするでしょう。

 

そもそもAIが得意な仕事と、ヒトが得意な仕事は違うはずです。

上述の将棋や囲碁の例だと、「将棋」や「囲碁」を考えたのは人間ですし、それはAIには無理でしょう。

それにAIがどのように学習したのかを推測すると、少なくとも現時点のAIの限界は見えてきます。

僕は専門ではないので間違っているかもしれませんが、将棋のルールと駒の動かし方だけを教えられて、AIが強くなった訳では無いようです。

実際にこの記事によると、8億局くらいの譜面を学習させたそうです。

その8億局はAIが指した将棋ではなく、人間が考えて指したものですね。

つまりゼロから1にする部分はAIには無理で、1を100にするのも現状は難しく、100を1000000とかにする段階でAIが役だったということです。

ゼロから1にする作業は、まさに

アイデアを見つけること

ですよね。

 

人間は相変わらず、考えなければ話になりません。

AIに任せられる部分と、ヒトが考えなければならない部分を見極めることが重要になってくると思います。

影響力の無い人が言っている分にはほほえましいですが、重要なポジションの人(特に行政とか政治に関わる人)が言うのは止めて欲しいです・・・・。

(「AIに取って代わられる」とおっしゃる程度の人達は、たしかにAIまたはネコとでも取り替えた方がマシだと思います)

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