はじめアルゴリズム (教育的な漫画)

 
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生物や自然が好きな人は是非読んで下さい。

超絶面白いです。
数学が嫌いな人も、もしかすると好きになるかもしれません。
(というか、これでダメなら一生嫌いでしょう)

 

<簡単なあらすじ>

故郷の島に帰ってきた老数学者は、廃校となった母校の中学校で、50年前に自分が壁に書いた数々の数式が残っていることを発見します。

中学生の時に夢中になって考えていた「新しい公式」の跡で、当時の自分では完成させられずに途中で投げ出したはずなのですが、よく見ると何者かに完成させられていました。

また、自分の書いた覚えのない高度な定理らしき落書きも多数あります。

驚いてあたりを見渡すと、校舎のすぐそばの地面に、夢中になって雲や水面の波紋、トンボの翅脈のパターンを絵文字混じりの数式で書いている少年を見つけました。

しかも少年は、これらの全ての数式を統合して表そうとさえ始めます。

この少年が小学5年生のハジメ君で、老数学者は「世界を全部知りたい」という少年の言葉に感動します。

しかしよく見ると、独創的だが間違いだらけで数学の教育をちゃんと受けた形跡もありません。

この子の感性を壊さずに先人達が築いてきた「数学」を学ばせて、もっと先まで羽ばたかせたい!!

と老数学者は決意するのですが、ハジメは才能はあっても小5の子供なので、老数学者は色々と苦労するという・・・。

 

老数学者やハジメが自然を数学で表していくことに夢中になる様子は、たしかに数学の面白さを共感させてくれます。

僕も中学・高校で数学をやりましたが、嫌いではなかったけど、テストの点を取るゲームとしか思えませんでした。

使うあての無さそうな「虚数」を習った時は、数学の人達はバカな暇人なんだなと本気で思いました。

(実際には電磁波とかを理解するのに必要らしいですが)

しかし、長年にわたって生物を研究してきた今では、全ての科学的発見が最終的に数学で表されるというのは理解できます。

また、細かい数学は忘れてしまいましたが、今の私が自然界から感じる感覚はコレに近いものがあります。

 

教科書やテストのための嫌がらせのような学問ではなく、

「世界を知る・感じるための手段」

として、実際に自然界を表すことができることを実感すれば、学校で習う数学や受験勉強の数学も楽しめる・・・?のかもしれません。

 

ブックオフなどで安く購入するのもアリですが、この世界を書いてくれた著者には1ミリも利益をもたらしません。

つまり著者が良い作品を作り続けることができなくなります。

せめて1冊でも良いから、正規に購入してあげましょう!!

(ついでにこのページから購入してくれたら、僕にも・・・・)

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