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なかがわ ともみ
中川 知己
これまで植物と微生物の相利共生について、約20年に渡って専門研究を行ってきました。また7年前から主に横浜市を中心に、高校生の研究指導も行っています。高校生の研究指導に関しては、「新奇性」と「考えさせること」を大切にしています。
私は研究者として2つの特徴があります。
1つは、私は自分で研究のアイデアを見出して、テーマを軌道に乗せることに特化したスタイルの研究者であることです(自分でアイデアを見つける研究者は、実は少ない)。逆に言えば、特殊な実験技術は無く、データを出すのも他人より遅いのですが・・・・。
そして2つめは、上記の能力を最初から備えていたのでは無く、試行錯誤しながら苦労して後天的に身につけたことです(諸先輩方、ありがとうございます!!)。
面白いことに、各研究分野をリードするような偉大な研究者の人々と話していると、彼らはなぜ他人がアイデアを見つけられないのか理解できないように感じます。なぜ自分がアイデアを見つけられるかについても、あまり考える必要がないように感じます。私はもともと能力が無くて苦労したので、どのような考え方を足せばできるようになるのかを解説できます。指導する生徒さん達に、中学・高校生のうちに全てを伝えられるとは思いませんが、将来に大成するための礎(いしずえ)となれたらと考えています。
- 略歴
- 研究業績はリンク先またはGoogle Scholar参照
- 指導した高校生の受賞
個人的にオススメな・・・・
<映画>
ガタカ (GATTACA)
ガタカ [AmazonDVDコレクション]
約20年前に公開された映画「ガタカ(GATTACA)」は、是非とも見て頂きたいです。遺伝子診断が当たり前で、優秀な遺伝子を持つ子供が生まれるように選抜できる時代を描いています。出生した瞬間に寿命や病気になる確率も判ってしまう。就職するときも遺伝子診断で能力が評価されてしまう。そんな未来の話。NASAが選んだ「現実的なSF映画」で2011年に1位に選ばれたとwikiにはあります。リアルな近未来をイメージするためにも参考になりますが、むしろ中学・高校生にオススメする理由は人間としての生き方ですね。詳しくはネタバレも含めた別ページに書きますが、この題材にして結論が「 There is no gene for fate」というのは、凄いです。
コメント
突然のご連絡を大変失礼します、NHKでディレクターをしている小山と申します。
今コケとアーバスキュラー菌根菌の共生進化を勉強しており、中川先生にお話を伺えないものかとコメントさせていただきました。もし機会を頂戴できるようでしたら、何卒よろしくお願い申し上げます。
小山様
ご連絡ありがとうございます。
もちろんご協力させていただきたく思います。
ご連絡先にメールさせていただきました。
中川 知己