高校生発表のポスター形式など
その他のご意見
「伝統的なポスター形式」とはどういうものでしょうか? 「わかりやすいポスター」と同義ならば「重視する」です。そうでないのなら「気にしない」です。/////そもそも評価の対象にしてほしくない。/////ポスター形式にとらわれる必要はない。/////パワーポイント等のプレゼンテーションでもいいし、結果と考察を明快に示せるならば形式にこだわる必要性はないと思う。/////研究発表の方法は、専門家と同じにすべきと思う。専門家と中高生の研究は同じという立場からの意見である。/////細かくは気にしないが、ある程度要旨的な文面は欲しい/////取り組んだ活動の目的によると思うので、一概に答えられない。/////全く「気にしない」。むしろ柔軟な発想で新たなコミュニケーションの手段をどんどん開発して欲しい。例えば発表を動画に収めておいてそれを流し質疑応答はTwitterで、などと言うのもアリだろう。「研究内容が聴衆に誤解なく理解される」という目的に向けて柔軟に考えて欲しいし、それを歓迎・適用(適応)する学術界を目指すべきだとも思う。/////面白い、もしくは新しいのが当然として、伝統的かどうかは重要ではなく、面白いと思わせる工夫があるかどうか。
「伝統的なポスター形式」については、実は私自身は特に教えてもらったことがありません。
学会によっては「ポスターの見本」が提示されていることもありますが、人によってかなり様式は異なります。
私が専門家のポスターでよく見る形としては、「要旨」「背景」「目的」「方法と材料」「結果」「考察」「謝辞」が項目毎に分かれて書かれているパターンです。
特に几帳面な日本人に多いですね。
丁寧な反面、必然的に文字が非常に多くなる印象で、同じような研究をやっている人以外には敷居が高いように感じます。
海外のポスターは相当に自由度が高いように思います。
基本的に「形式は気にしない」という回答が多いですが、「重視する」という方も3割いらっしゃるのは、私が今まで経験してきた発表会の印象と合致します。
その他のご意見
発表者のコミュニケーション能力と、発表者不在でも内容の筋が伝わること(すべてではない、すべてを伝えようとするならそれは論文)////// 評価方法によるのでは?//////評価者と発表者がコミュニケーションするという前提であれば「ポスター+プレゼン」のトータルが評価であり、発表者が不在のままポスターを評価せよということであれば当然ポスターだけで内容がわからなければ話にならない。//////ポスターやプレゼンはTPO次第なのでTPOに関する情報(ポスタープレゼンをする時間が準備されているか、評価者にはその時間帯にポスターを回って評価することを求めるか。など)を評価者と発表者に事前に明確に伝達する義務が運営者側にあると考える。//////文字が少なくパッと見てわかりやすく、発表者がいなくても概要がわかるポスター//////論理展開の「見える」化の優劣//////上記選択肢どちらも両立できる//////前者二つの両方を満たしたもの//////大きい図・大きい字と小さい字の両方があるといいポスターかもしれません。前者で要点を掴み、詳しく知りたい人は小さい字で書かれた詳細を読む。発表者が居ない時間にも機能します。//////聴衆の理解を考慮した最低限の概要だけ書いてあれば、あとは自由で良い//////努力し,楽しんで研究に取り組んだことが分かるポスター//////内容が分かりやすく、キチンと方法、結果が説明してあるポスター//////内容に応じて変わります。//////内容の重要点がわかること//////どちらにもよさがあり、発表者の性質とマッチすることが重要。発表者自身がそのことについて考え、良い発表ができることが重要//////なぜその研究をやろうと思ったかが自分の言葉で言えるか//////印象に残るポスター//////閲覧者の質問に答えられる対応//////学術的に真摯なポスター。例えばパイチャートを3Dにして斜めから描くなど、印象操作をする発表には感心しない。また単位や測定量の定義が明確であって欲しい。//////形で入るのは大事。必要なことが書いてある。デザインはセンス 結果の列記ではなく考察が感じられるポスター//////見ている人が理解しやすいように構成されているものが良いと思います。理想はデザインなどのセオリーを踏襲しつつオリジナルの工夫があるものです。//////自身の研究の要点を明確にできているか//////自分が行った研究の理解の程度を判断するためにも、おおまかな内容を示したポスターであるほうが良い。細部は質問やディスカッションで確認する。//////「ポスターの構成はこうあるべき」といったハウツー本が、多様なスタイルのプレゼンテーションを画一化させてしまっているように思います。学会等で、中高生の発表や議論の時間を設けることはよいことと思いますが、中高生の柔軟な発想を活かすような形でエンカレッジしていけたらと思いつつも、現実的にはそのようにはなっていないようにも思います。//////「わかりやすいポスター」と「発表者がいなくても内容がすべてわかるポスター」の両方を重視します。ただし、「写真が大きく」は必ずしも重視しません。//////「研究発表」としての学術的な体裁に留意したもの。「面白い」「目を引く」などの要素は「研究」に触れる教育機会として重視されるべきではないと思います。
これも上と同様の意図の質問として設定させていただきました。
特に高校生の発表会などでは、審査員に足を止めてもらわないと評価さえされないことが多いので、悩み所の一つかと思います。
基本的に発表者はほとんどポスターに貼り付いているので、私個人としては文字が少なめで敷居が低い方が良いと考えていますが・・・。
(発表者が居るのにポスターの文字を読ませている時点で、少なくともコミュニケーションとしては失敗かと考えます)
その他のご意見
TPO次第と考える。当日にポスター発表さえ聞けばわかる内容なら要旨も不要でタイトルだけでよい。ポスター発表だけ聞いても十分に理解できないような難解な内容(理論物理とか高度な数学が絡むとか)なら内容がすべて書いてあるものが必要と思うがそのような研究を中高生がやるのだろうか。科学的文章を書くことも評価対象とするならば学術論文に近い形式(要旨のみか、全内容こみか、の2択)で提出させるのもありと思う。先述のような難解な内容を含まない限りにおいては、事前提出物なしで理解できるように工夫できはずなので提出物の必要性を感じない。/////すべてではなくとも、少しは結果に触れるべき。/////その研究をしようと思った理由と研究背景/////なくて良い/////学会発表では、論文と同様の水準の要旨になってない場合が結構ある。しかし、学会発表ではそれで良いと思う。そして、内容としては何をやってどういう結論が得られたかが書いてあった方が興味がわく。結論が書けなくても、面白い着眼点が書いてあったら聞きに行く気になる。/////学会要旨に準じた方が良い/////結果が判れば良い。/////研究者による研究発表と同様に,必要な要素が組み込まれたものとして指導され,書かれたものであることが望ましいと考えます。要旨をきちんと書くことは大変に有意義な経験・学習であり,「研究」に取り組んだ生徒の「成果」としても大変に重要な教育的意味があると思います。/////全て書いてあるのは親切だとは思うが、必須ではない。/////特に意見なし/////背景が短く、結果・考察を中心に書かれている必要がある。 発表形式による。必ずアテンドしているのならば、どんな研究に取り組んだか分かれば良い/////目的,方法,結果,考察の概要が的確に記してある./////目的と何をやったかとどういう結果がでて、何を思ったかが書いてあるとよいと思う。/////要旨としてまとまっていれば良い。スタイルは色々あって良い。/////論理的な文章で簡潔にまとめる
要旨に関しては、「どんな研究に取り組んだか判れば良い」が8割を占める結果となっています。
個人的には、「ポスターの前に来ていただくための手段」と考えています。
しかし時々、事前に提出した要旨だけで評価しているとしか思えない発表会もありますので注意が必要です。
(以前に表彰式で、「要旨に何をやったか全て判るように書かないとダメだ」と、発表会で全く見かけなかった会長がおっしゃっていることがありました・・・)
私が指導する生徒達の場合、それぞれが全く新しいテーマを4月から考え始めて、6月頃にようやく方向性が決まります。夏休みに研究が進んで9月に学会デビューというスケジュールになることが多いのですが、要旨提出は6月の終わり頃の場合、結果を書くのは不可能です。大学院生でも、自分が始めた全く新しいテーマで4月に研究を始めて、6月に結果まで要旨に書ける人は少ないと思いますが・・・。
一方で、「何をやったかを簡潔に論理的に書く良い練習」とおっしゃるご意見は、非常に納得が行きます。
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