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「アメーバ」という不定形の不思議な生き物って、なんとなくは知ってるけど良く判らないという人が多いのではないでしょうか?
どうやら生物学的な「アメーバ」という用語は、特定の種属を指す場合と、「アメーバ運動」を指す場合の2種類があることが混乱の要因であるように思われます。
つまりアメーバは「アメーバ運動」をしますが、アメーバ運動をするものが全て「アメーバ」という種属という訳ではありません。
「アメーバ運動」とは、微生物が移動する際の動力源として一般的な鞭毛や繊毛を使わずに、細胞の一部(仮足または偽足と呼ばれる)がニョ〜っと伸びるタイプの移動方法を指します。
このような移動方法を採るのはアメーバだけ・・・というのが間違いで、実は意外に幅広い種類の生物が行いますし、なんと私達の体の一部である白血球やマクロファージもアメーバ運動をします。
分類学的には「アメーボゾア」と呼ばれる大きなグループがあって、ここにオオアメーバや粘菌として有名なキイロタマホコリカビ・モジホコリなどが所属しています。
ちなみに遠縁の大きなグループであるSARなどにも、アメーバ運動をする種が多く知られています。
オオアメーバ自体の解説としては・・・・大きなアメーバです。
詳しくはNHK for Schoolの動画をご覧下さい。
粘菌の動画もあります。
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