真核生物>ディアフォレティケス>アーケプラスチダ>緑藻植物>ヨコワミドロ目>イカダモ科
イカダモと言えば、上の写真の左側ような大きなトゲがあって規則正しく並んだ形の藻類を思い浮かべるのではないでしょうか?
イカダモは世界中の淡水で普通に見つかる微生物です。
細胞数は4または8が多いですが、2個や1個しかない場合もあるようです。
逆に16, 32個という非常に大きいものもあるそうな・・・。
左側のトゲのあるイカダモは、もともとはイカダモ科イカダモ(Scenedesmus)属だったのですが、イカダモ属の亜属として設立されたデスモデスムス(Desmodesmus)属に近年になって移されました。
現在では右側の「餃子1人前」みたいな形のトゲの無いイカダモがイカダモ属の典型的なものになりますが、デスモデスムス属の中にもトゲを失ったものがいるらしく、形態で判別するのは限界がありそうです。
トゲがあった方が捕食されにくそうですが、トゲが無いことにどのような利点があるのか・・・?
進化って面白いですね。
ちなみに同じヨコワミドロ目には、「クンショウモ」と「アミミドロ」も属しています。
参考ページ
wikipedia 「イカダモ」
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