エジプト訪問記〜4〜 ハエ

旅行記

初めてのアフリカ訪問で、出発前に懸念していたことの1つに虫が媒介する伝染病があります。以前に友人(ポッチャリ体型)がマラリアにかかったのですが、再会した時は完治してから半年以上経っていたにもかかわらず、ガリガリに痩せていて衝撃を受けました。

また実際にはエジプトには居なさそうですが、昔に「JOJOの奇妙な冒険」のエジプト編でツエツエバエが出てきた記憶もあります。ツエツエバエ自体は実在で、この吸血ハエが媒介するトリパノソーマはアフリカ睡眠病という怖い病気を引き起こします。

どちらにせよ虫が嫌いなので、日本で手に入る一番強力な虫除けらしい下記の商品を持って行きました。虫除けの主成分はディートと呼ばれる薬剤なのですが、よく見かけるものはディートが2-10%含有なのに対して、この商品は30%も含んでいます。もはや副作用を心配するレベルだと思うので、これで虫対策は万全だと思ってました・・・・。


【第2類医薬品】医薬品 サラテクトミスト リッチリッチ30 60mL

 

実際のエジプトですが、学会の最初のwelcome dinnerの時から、ハエの多さが気になっていました。どうやらツエツエバエでは無いらしく、刺したり噛んだりする気配は無いのですが、食事中でも発表中でもおかまいなしにハエが数匹飛び回っています。

JSPSの日本人秘書の方に尋ねると、やっぱり刺したりする心配は無いそうで、主に汗などを舐めたりするタイプとのことでした。しかし気持ち悪いし、ツエツエバエが混じっていても気が付かないだろうし、ここは必殺の30%ディートの出番です。

自信満々でシュッと皮膚にかけたのですが・・・・

なんと「おっ? 飲み物キター!!」って感じで、むしろスプレーした場所に集まってきました。直接吹きかけても、まったく意に介しません。一応はハエにも効くと書いてあるのですが、このエジプトバエが特殊なのか・・・? その後も普通に飛び回ってました。

ハルガダの町を観察していると、上の写真のようなハエ取りボックスが木からぶら下げられています。どうやらこの方法しか有効な手は無いみたいですね(中からクサい匂いが・・・)。

 

JSPSの方によると「慣れてしまえば気にならなくなります。むしろ最近はハエが寄ってこないので、お肌に潤いが無くなったかもしれないことを心配しているw」とのことでした。タフですね・・・。

ちなみに会場の前の席に座っている人の首にハエが止まって歩き回っていたのですが、どうやらハエだとは気が付かないらしく・・・。その人が首に触るたびに離れるのですが、よほど気に入ったのかすぐに戻ってきます。そのうちに振り向いて私が睨まれてしまいました(私がイタズラしていると思われた?)。気が付いたハエの被害はその程度です。

エジプト訪問記〜5〜 自分の発表

コメント