矛盾の見つけ方の実例1

アイデアの見つけ方

ずいぶんと久しぶりの更新になってしまいました。

リハビリしながら更新頻度を上げていきたいと思います。

本日は「矛盾の見つけ方」です。

あくまで僕の流儀なので、もちろん他にもあるかもしれません。

 

例えば「影がどのようにできるのか?」を題材に説明していきます。

当たり前の話ですが、光源が何かに遮(さえぎ)られると影ができます。

これはみんな知っていることですよね?

この知識だけを元に、影をリアルに想像してみて下さい。

影は何色でしょうか?

もちろん正解は「黒色」。

厳密には「真っ黒」または「漆黒」のはずです。

それでは実際の影をみてみましょう。

たしかに黒ですが、実際にはアスファルトの石がはっきりと見えます。

 

これは某高校の駐車場ですが、上の知識を基に厳密に想像してみると、車やアスファルトに引かれた白線、校舎の窓などは見えるはずがない訳です。

これが「矛盾」です。

 

次に理由を想像してみましょう。

先日にセミナーで中学生に理由を聞いてみたところ、「駐車場の右側のビルに太陽が反射して明るくしている」という答えが多かったです。

これが「仮説」ですね。

どのように確かめれば良いでしょうか?

もちろん一瞬の間にビルを除去して影を観察して、次に一瞬で元に戻せば確認できそうですが、当たり前ですけど不可能です。

どうやって確かめれば良いのか・・・・?

という具合に考えていけば、研究ができます。

 

ここまでの話で非常に重要なのは・・・・

「スマホやパソコンで何も調べていない」

ことですね。

研究を始めるのに知識はそれほど要りません。

考えが固まって始めてから調べたら良いのです。

するとまた別の矛盾に気が付くでしょう。

 

ちなみにおそらくですが、ビルに反射した光の影響はあるでしょうが、おそらく影の色に貢献する割合は低いと予想しています。

(自分が普段見かける光景から考えると)

 

 

 

 

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